古川コラム

勘定合って銭足らず

勘定合って銭足らずとは 会社の事業の儲けは基本的に利益です。しかし利益が出たからといってその分お金が増えているかというと、そうでもない場合があります。というよりもそうでもない場合の方が多いかと思います。 そういった状況が「勘定合って銭足らず」です。原因は多岐にわたりますが、設備投資等大きな投資をしたような場合は、原因がはっきりしているので、多くの場合経営者は自覚的で特に問題にはなりません。原因...
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定款記載事項の「目的」について

会社の目的 会社の目的は、会社設立時に必ず定められなければならない事項(定款の絶対的記載事項)であり、定めがない定款は無効となります。具体的には「当会社は、次の事業を行うことを目的とする。」等と定められている部分です。 会社の目的は非常に重要な部分です。定款で定めた目的の範囲内で会社の能力が認められ、その定めた目的の範囲内でしか事業を行うことができないからです。 会社の目的の4要素 会社の...
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交際費の損金不算入制度

交際費課税の現状 現在の交際費課税は以下のようになっています。 ① 大前提として1人5,000円以下の飲食等については、交際費としなくてもよい。 ② 資本金が1億円以下である法人は、交際費の50%を損金に算入するか、800万円までを損金に算入するかのどちらかを認める。 ③ 資本金が1億円を超える法人は、交際費の50%を損金に算入することを認める。 ④ 資本金が100億円を超える法人は交際費の損金算入は一切認めない。...
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より拡充される iDeCoとiDeCo+

iDeCo(イデコ)とiDeCo+(イデコプラス)の制度がより拡充されています。 iDeCo(イデコ)とは iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度で、加入は任意です。iDeCoは加入者が自分で申し込み、掛金を拠出し、自分で運用方法を選んで掛金を運用します。 iDeCoでは、掛金を払い込むと所得控除の対象となり、運用期間中の運用益は非課税とされ、そして給付を受け取る...
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供託金が課税される訳 -ライセンス料の収入計上時...

 がん免疫治療でノーベル賞を受賞した教授が、製薬会社との間で特許権のライセンス料をめぐり係争し、その受け取りを拒否したところ製薬会社が供託し、供託金に課税されていたことが報道されました。 「権利確定主義」と「管理支配基準」 所得税法には、収入金額の計上時期について、主に2つの考え方があります。①「権利確定主義」は、収入する権利が確定したときに収入金額を計上し、現実に収入がなくても収入実現の蓋...
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